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(公財)日本少年野球連盟埼玉県支部中学部所属

電話でのお問い合わせは080-5191-5323

チーム代表 信方(のぶかた)




指導者の声vacy policy

 代表 信方 壽幸 七ボの野球指導について   
 大宮七里ボーイズは、結成して、今年で8年目を迎えました。これまで続けてこられたのは、関係の皆様のご支援・ご協力のおかげと心より感謝しております。
 大宮七里ボーイズは、中学生の硬式野球チームです。
 中学生に硬式野球を教えるのですから、指導者は、中学生の心身の発達の特徴を、しっかりと理解して指導に当たる必要があります。
 まず、理解しておくべきことは、中学生の時期は、思春期と呼ばれる時期にあるということです。
 思春期とは、二次性徴が発現してから大人に成熟するまでの時期です。子供たちは、第二次性徴によって身体が急激に大人になっていくため、精神面の成長が追い付いていけずに不安定になりがちです。言い換えれば、大人になりかけているのに大人のようにうまくいかずに潜在的に劣等感を持っています。これは、いつの時代の子供たちにもあったことですが、今日では、学歴社会、競争社会の中でのストレスが大きくのしかかり、これを助長する傾向にあります。中には、大人や友達との関係づくりに悩みを抱え、対人恐怖の症状が出て不登校になる子供もいます。親が心配して話しかけても反抗的な態度を取ったり、一人で葛藤したり、悩んだりするのも、ちょうどこの時期です。そのため、怒鳴ったり、叩いたりする指導は、思春期の子供たちの不安や悩みを増長し、反発を生むだけで、効果はありません。
 勉強に目を転じてみましょう。勉強に大きなつまずきが見え始めるのも中学生の時期です。
 中学生になると、基本的な内容は卒業し、奥の深い勉強が始まります。中学生は知識の積み重ねで勉強が進んでいきますので、基本が分かっていないと授業についていけなくなります。授業の進み方も早く、一度ついていけなくなると、どんどん取り残されていきます。その結果、生徒間で大きな学力差が生じてきます。「野球で高校に行くのだから勉強はしなくてもよい。」というチームがあるようですが、そんな子供はレギュラークラスのほんの一部の子供にすぎません。そのため、野球だけではなく勉強も頑張る子供にしていくことが大切なのです。
 では、どうすればいいのでしょう。結論を先に言えば、人に言われて行動するのではなく、自ら考えて自ら進んで行動できるようにする指導が必要なのです。大宮七里ボーイズでは、こうした中学生の子供の特徴を踏まえて、「謙虚さと素直さを持つこと」、「自ら考えて行動できること」を大切にしながら指導に当たっています。
 野球を通して、次代を担う子供たちの健全育成に努め、人として大きく成長できるようにすることが大切なのです。
 
 
 監督 長岡 学 未来を支える子供たちのために   

昨今の野球事情を見てみますと、少子化や他団体のスポーツの躍進もあり野球人口がかなり減少しているように思います。今の時代、スポーツに関する環境変化で選択肢が広がったことが原因だと感じますが、そのこと自体が悪いこととは思いません。しかし、私たち世代にとっては、とても寂しく感じられます。
 また、子供たちの身体能力の低さに加え、競争意識の低さを痛感しています。ゆとり教育の影響かもしれませんが、一つのことをがむしゃらに取り組む姿勢を見せる子供が少ないように感じます。
 そのため、いかにこの子供たちのやる気を起こさせるかが私たち指導者の課題になっています。
 我が球団の指導方針は、押し付けで練習をやらせるのではなく、自らが考えて自らが進んで練習をやる、又、将来社会に出て通用する恥ずかしくない人間を育てるということを念頭に置いています。一人でも多くの子供たちを野球界及び社会に貢献できるように育てていきたいと思います。
 2020
年には、日本でオリンピックが開催され、野球も復活することになりました。将来の希望を子供たちに託し、未来を支える子供たちの人材育成に今後も指導を邁進していきたいと思います。

                                                                     































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